俺ってラッキー
朝日スポーツ賞や植村直己冒険賞も受賞している世界的な登山家の山野井泰史さんが、熊に襲われたという出来事が最近ありました。自宅のある東京都奥多摩町原でジョギングしていたところを襲われ、重傷を負ったそうです(9/17)。
熊になんか襲われたら普通は「俺は何て運が悪いんだ」と思うでしょうね。いくら山奥でも、熊に会うことなんてめったにないことでしょうから。しかし熊に襲われたら死んでもおかしくない。まったく逆の視点で捕らえることもできます。
「俺ってラッキー」
これを基準降下変考といいます。考えの基準を「標準の状態」から、可能性としてありえた「最悪の状態」へ降下させ、そこから事件を見つめなおすわけです。「高望みしすぎるな」を実践した言葉とも言えます。
人は失ったものに敏感で、得たものには鈍感です。悪い出来事に感じやすく良い出来事に感じにくいところがあります。少しぐらい基準を降下させたほうが公平かもしれません。明石家さんま曰く「生きてるだけで丸儲け」。こういう気持ちを持っていればどんな困難も他愛のないことに思えてきます。


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